試験はデジタル、実務はアナログ [税理士試験]
税理士試験をやっていると、問題に対する解法は
一つである。
ま、学校によってアプローチも違うが。
ただし、一つの学校の方法を身につけると、
それが自分なりの法則になる。
これをデジタルと考える。
要するに、ある一つの事象があったとしたら、「答えは一つ」。
実務についていない人間が会計や税務の世界に身を置くと、
見慣れない事例というのが結構出てくる。
また、見慣れたものであっても、学校で学んだこととは
違う事が出る事が多々ある。
しかも、一つの事象であっても、会社事に解釈を変えることがある。
その実務でそれがまかり通っているということは、
筋道を付ければよろしいというのが、会計と税務ではないだろうか。
これをアナログと考える。
もちろん試験を合格する上においては
デジタル思考は大切である。
が、一方で、アナログ的な発想も持ち合わせていないと、
試験に合格していなければ、閃きが出てこないし、
お客に対しては融通性が効かないことになる。
また、試験では見た事がない事がたくさんある。
その時にキチンと根拠を示せればいいのだ。
これは、デジタルでもあり、アナログでもある。
合格祝賀会の後の二次会で知りあった人に
「試験はデジタル、実務はアナログ」と言ったけど、
奥深くにはこんな意味合いを含ませていたのだけど、
わかるかなぁ~。
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